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執筆者の写真Lantana-kap

読影(どくえい)という言葉

更新日:2022年11月3日

Lantana-kapです。


私のペンネームは、Lantana-kap


これは、花のランタナと、カピバラさんが大好きなところから

きています。


特にランタナは好きで、スライドの表紙に必ずのせたり、


道端で見つけるとすぐシャッターをきります。


先日も白いランタナを見つけて、思わずほっこりしました。


~  ~  ~  ~  ~  ~


以前、読影レポートの話を少しだけしたかも知れません。



読影とは、放射線診断医・もしくはその分野の専門医が、医療画像を見て

病気の有無や程度を診断し、それを文章にする事です(ざっくり)


要は、医師が画像を診て、レントゲンやCT・MRI等の画像から、

異常を拾い上げ、また異常の有無を判断し、

診断する事です。


これを、画像診断と言います。


ステップがあって、まずは画像から異常の有無や程度を書きます。


例)右肺上葉に広範な浸潤影、硬化像がみられます

 肝臓に腫瘤性病変が認められます。

 膵臓に明らかな異常は見られません  等


これを画像所見といいます。


見たままを書く感じでしょうか。正常がわかっていないと書けないので、

経験が必要です。


画像所見までは、私たち放射線技師も

書くことが出来ます。


しかし、放射線科医をはじめとする、

専門医の皆様はこれでは終わりません。


この画像所見から


診断をします。あくまで画像だけなので、確定するのは難しいですが、

いくつかの病気を挙げることは出来ます。


これを鑑別診断といいます。


そしてさらに、次に何をすれば良いのか方針を示します。

例)造影検査を追加してください

  専門病院へ受診ください 等


読影とは、画像所見、鑑別診断、方針から成っていると


私は考えます。


逆に言えば、これがない読影レポートは、物足りません。


言い過ぎたかな


シーユー


*このブログは、一部有料です。

医療画像の不用意な閲覧を制限するためと、

一部、批判的な内容が含まれるためです。

ご了承ください。


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