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胸部レントゲンのこと①~息は止めなくて良い~

更新日:2022年11月3日

Lantana-kapです。


医療現場で放射線技師をやって22年くらい立ちました。診療放射線技師という職種に関しては、様々なツールで紹介されるようになり、知名度も上がってきたのではないかと思います。


良いイメージも悪いイメージもあるのではないでしょうか。初めての投稿なので、やはり初回はレントゲン、特に胸部レントゲンでいこうかなと思います。


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 誰もが一度は撮った事があると思います。「息を大きく吸ってーーーーとめてまーーす」のやつですね。


今は機械も性能が上がっているので、実は胸部レントゲンは“息を大きく吸ったら止めなくてもいいんです”。


息を大きく吸う主な理由は、肺を広くみたいからです。


じゃあ息を止める理由は?というと、写真がぶれないためではありません。


そもそも心臓は動き続けているので、短いシャッタースピードが要求されます。


胸部正面のレントゲンのシャッタースピードは0.05秒以下が推奨されています。


私の現場では0.003秒で撮っているので、まずぶれません。


なので息を止める理由としては

1.被検者が自覚しやすい

2.撮影する側がタイミングをとりやすい

と思っています(私見です)。


逆に「止めてくださーい」に“力んで”しまって、息を少し吐いてしまうケースもあります。

胸部のレントゲンを撮る際は、息を大きく吸ったらそのままの状態をキープしてください。


私は「息を大きく吸ってーーーー、はーいそのままでーす」と言ってます。


シーユー


*このブログは、一部有料です。

医療画像の不用意な閲覧を制限するためと、

一部、批判的な内容が含まれるためです。

ご了承ください。





#放射線技師

#レントゲン

#胸部レントゲン




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