胸部レントゲンのこと①~息は止めなくて良い~
- Lantana-kap
- 2022年4月3日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年11月3日
Lantana-kapです。
医療現場で放射線技師をやって22年くらい立ちました。診療放射線技師という職種に関しては、様々なツールで紹介されるようになり、知名度も上がってきたのではないかと思います。
良いイメージも悪いイメージもあるのではないでしょうか。初めての投稿なので、やはり初回はレントゲン、特に胸部レントゲンでいこうかなと思います。
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誰もが一度は撮った事があると思います。「息を大きく吸ってーーーーとめてまーーす」のやつですね。
今は機械も性能が上がっているので、実は胸部レントゲンは“息を大きく吸ったら止めなくてもいいんです”。
息を大きく吸う主な理由は、肺を広くみたいからです。
じゃあ息を止める理由は?というと、写真がぶれないためではありません。
そもそも心臓は動き続けているので、短いシャッタースピードが要求されます。
胸部正面のレントゲンのシャッタースピードは0.05秒以下が推奨されています。
私の現場では0.003秒で撮っているので、まずぶれません。
なので息を止める理由としては
1.被検者が自覚しやすい
2.撮影する側がタイミングをとりやすい
と思っています(私見です)。
逆に「止めてくださーい」に“力んで”しまって、息を少し吐いてしまうケースもあります。
胸部のレントゲンを撮る際は、息を大きく吸ったらそのままの状態をキープしてください。
私は「息を大きく吸ってーーーー、はーいそのままでーす」と言ってます。
シーユー
*このブログは、一部有料です。
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一部、批判的な内容が含まれるためです。
ご了承ください。
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