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執筆者の写真Lantana-kap

造影CTの話①

Lantana-kapです。


スタッフが急病のため、


今日は臨時の当直で、


いつもとは少し違う気分

出勤途中のコンビニに入って


なぜか購入した

浅見光彦の漫画


夜のお供にします


~  ~  ~  ~  ~  ~


やっと話せる造影CTの話。


今回は第1回目


造影剤で画像がどのくらい変わるか


を、紹介します。


CTに使われる造影剤は、


GEヘルスケアファーマの

オムニパーク


バイエル薬品株式会社の

イオパミロン


などが代表的です。

ネットですぐに検索できます。


非イオン性低浸透圧造影剤という種類

です。


荒っぽく言うと、体にあまり影響のない造影剤

ということです。


造影剤は静脈に注入しますので、

まずは注射です。


上肢(特に前腕や肘)の静脈がほとんどですね。


血流の簡単な説明をすると


上肢の静脈→心臓→肺動脈→心臓→全身の動脈

→門脈や全身の静脈


といった流れです。


この流れのある時間で撮影することで、


見たい時相の撮影ができるわけです。


人にもよりますが例えば全身の動脈なら

注入後30-40秒くらいでしょうか。


そのタイミングで撮影するわけです。


では画像紹介します

*下記のの線のあたりの輪切りです。


まずは、何も使っていない画像

単純CTとも言います。


真ん中にある丸い構造が大動脈です。



続いて、全身の動脈の時相で撮影した

造影剤を注入した画像です。

動脈相といいます。

いかがでしょうか

大動脈が白く、また濃く写っているのがわかると思います。


最後に全身の静脈まで造影剤をいきわたらせた画像

平衡相や遅延相などといいます。


単純CTと比べると、

全体的に淡い白色がついたような画像ですね。


このように、

造影剤を用いて検査することで

様々なことができます。


次回はそれを紹介します。


シーユー


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